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2013/12/30

「考えることを考える」ことを考えてこなかった

■この章で言いたいこと

「考えることを考える」ことをするようになったことが、学生と社会人との一番の違いである
視座が1段上がる、といってはそれまでだけども、忘れないように書いておきます。



■思考はT字型である

まず前提として、自分が考える「思考」について整理します。
思考とは縦軸、横軸が存在するT字型のものです。(だと考えております)
なお、縦軸、横軸の説明は以下。
それぞれについて以下の節で詳しく説明します。

・縦軸は「考える深さ」
・横軸は「考える領域」


■学生時代は「縦の力を養う」期間

・縦の力とはなにか

縦の力とは、「特定の問に対し、どれだけ深く考えられるか」です。
 (いわゆる論理的思考、数学、国語など、なんでも良いです。)
 学生時代はこの力をどれだけ磨けるか、に力を注いでいます。

■社会人では「横の力」が必要だけど、誰も教えてくれない

・横の力とはなにか

例えば、下記の図を見てください。



これを「見てほしい」と言ったにも関わらず、頭のなかで「解いた人」はどれだけいるでしょうか?
極論をいうと、何も疑わずにこれを解いてしまうことが「横の力の欠如」です。
(もちろんこれは解いてしまうのは必然で、ちょっとずるい問題ですが笑)

世の中には数多くの「解くべき問題」が存在するので、刺激反応的に「問題があるから解こう」となった段階で、負けなのです。
この「刺激反応的に課題に反応してしまう」ことが横の力の欠如です。

「1つの問を解く」ことは時間をかければ誰でも出来る。
難しいのは、「限られた時間・リソースの中で、【何を解くべきか】」を考えること。

自分だけかもしれないですが、学生時代はそんなこと全く考えませんでした。(たまーに入試問題で、全部終わらなそうな場合は、一旦問題を全部見て、どれを解くかを決めてから、とかいうけど、それはもしかしたら近いかも)

■「横の力」を養うために意識すること

これまで考えてこれなかった「横の力」はどのように鍛えるのでしょうか。とにかく頑張れ、癖をつけろ、という元も子もない発言しか出来ませんが、「目的から考える」という当然のことを癖付けることだと思います。
解くべきお題は全て「その問をなぜ解くのか」「そもそも何が実現できれば良いのか」から落としこむべきです。


■その他つれづれと

「縦の考え方」に関しても、明確な「答えがない」という点で学生と社会人とは違います。
 それに関してはまだなんとも考えられていないので、そのうち話をまとめます。


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